昨日、NHKの「ためしてがってん」の再放送で最新?シックハウス症候群の考察がありとても興味深く見せて頂きました。
番組の冒頭ではいきなり観葉植物がホルムアルデヒドガスを吸着してしまうシーンが…同ガスの入っているケースに普通の観葉植物を入れるとなんとホルムアルデヒドガスは2分の1に減少。仕組みはまだ解明されていないが効果のあることは証明されました。
さすが、植物は天の創った万能清浄機ですね。
次に雨の日の室内(6畳)の湿気はどのくらい…牛乳瓶2本分、360mlですもんね。
でもこれは人もおらず、何の作業もしていない時の数値です。
風呂を沸かせば1.0L、夕食を作ると1.5L、洗濯物の室内干しはなんと2.7L、それよりも家族4人がいるだけで3.5Lの湿気です。生きてるってことは雨なんて目じゃないってことですね。
さて番組では室内の至る所でホルムアルデヒド濃度調査をしています。
ある新築のお宅で…部屋の真ん中、大人の肩くらいの高さではかると湿度は快適な60%以下、0.01mgと安全規準以下なのですが…食器棚内部や家具、それもパソコンやプリンターと壁との間などで測定する濃度は高く、特に台所の食器棚の裏は湿度は70%以上、ホルムアルデヒド濃度は最悪の数値で700以上という、部屋の真ん中の7000倍の濃度を示していました。布団を仕舞う押入内部の湿度・同濃度も高くホルムアルデヒドの染み付いた寝間はいやです。
これらのことから
■建物本体に使用される接着材は改善が進み、対策効果が上がっている。
■接着材や建具に比べて家具の化学物質対策は遅れている。
■実験で湿度が合板に含まれるホルムアルデヒドの化学的結合状態を分離させて室内に放出させることがわかった。
いままでホルムアルデヒド等の化学物質の発散量は室内温度が高くなるにつれて多くなるとばかり考えていた僕には新たな発見でした。
簡単に言えば水溶性のホルムアルデヒドは部屋を高温多湿状態にして扇風機などで撹拌したのちに除湿機器で除湿すれば取り除けるという理屈です。他の原因物質は別ですが…
それにしても電気機器のホルムアルデヒド放散量は業界をあげて対策してほしいものです。